骨密度検査(骨粗しょう症の検査)
骨粗しょう症を発見するためには、専用の検査が必要です。
当院ではレントゲンを用いて骨密度を測定する設備を導入しております。
閉経後の女性、運動不足、食事が偏っている、背が縮んだ、そして糖尿病や慢性腎臓病の方などは一度検査を受けておくようにしましょう。
ピロリ菌検査
ピロリ菌は胃・十二指腸潰瘍の原因になるだけでなく、胃がんのリスクとなることがわかっています。
特に若い方でピロリ菌感染のある方は胃がんのリスクを抱え続けることになりますので、早めに一度検査を受けて、もし感染が判明したら除菌することをお勧めします。
胃内視鏡検査で慢性胃炎や胃・十二指腸潰瘍と診断された方は保険診療でピロリ菌検査や除菌治療が受けられます。40~74歳の足立区在住の方は、足立区胃がんハイリスク検診でピロリ菌感染の有無を調べることもできます。なお、ピロリ菌の検査には、尿素呼気試験、便中抗原検査、血液(抗体)検査、内視鏡での生検による病理検査などの方法があります。
(2019年4月時点では、内視鏡検査で慢性胃炎等の診断を受けずに、ピロリ菌検査だけを実施することは保険適応となっておりません)
腹部超音波(エコー)検査
お腹の中の臓器のうち肝臓、胆のう、すい臓、腎臓、脾臓、膀胱、前立腺、子宮、卵巣、血管などを観察する検査です。
腹痛がある方、腹部にしこりがある方、貧血の方、がんの疑いがある方、健診などで検査値の異常を指摘された方、その他内蔵の気になる症状がある方に行います。
頸動脈超音波(エコー)検査
頸動脈(首の動脈)の詰まりや流れを確認することで、脳卒中や心筋梗塞のリスクを診断します。悪玉コレステロールや中性脂肪値の高い方、糖尿病がある方、高血圧の方、喫煙歴のある方などに行います。
血圧脈波検査(血管年齢検査)
動脈硬化は、それ自体の自覚症状はほとんどありませんが、進行すると心臓病、脳卒中のリスクになるだけでなく、足の動脈が詰まって歩行に支障が出ることもあります。
悪玉コレステロール値や中性脂肪値が高い方、タバコを吸っている/吸っていた方、冷え性の方などは、動脈硬化検査を受けておくことをお勧めします。
呼吸機能(肺年齢)検査
肺の機能を調べる検査です。息を吸ったり吐いたりして、肺の機能を調べます。喘息やCOPD(慢性閉塞性肺疾患)の疑いのある方には定期的に実施します。
心電図検査
不整脈や狭心症、心筋梗塞などの診断のために行います。胸の痛みや動悸等の自覚症状のある方に行います。
また、健康診断の基本的な検査項目として頻繁に実施されています。
レントゲン検査
主に胸部と腹部のレントゲンを実施しています。胸部レントゲンは様々な肺の病気(肺がん、肺結核、肺炎、肺気腫、気胸、胸水貯留など)や心不全の診断のために行います。
腹部レントゲンは消化管の病気(腸閉塞、便秘、幽門狭窄、消化管穿孔など)のほか、腹水貯留、胆嚢結石、尿路結石の診断に役立つこともあります。
古くからある検査ですが、現在でも簡便ながら多くの情報が得られる検査として重用されています。