内科、消化器内科
当院は、内科のプライマリケア(初期診療)を行う診療所として幅広く患者さんの診察を行っており、必要に応じて大学病院など専門性の高い医療機関へご紹介させていただくこともあります。
もちろん、風邪、腹痛、下痢、発熱、咳といった一般的な身体の不調についての診療も行っておりますし、どこに相談していいかわからない際の最初の診療窓口としての役割も担っています。
また、院長は大学病院で消化器内科の検査や治療を行ってきましたので、消化器に関する疾患については特に専門性の高い診療を実施しています。
生活習慣病
糖尿病や高血圧などの生活習慣病に罹る方が増えています。しかし、自覚症状がないため自分が病気であることに気がついていない、もしくは気がついているにもかかわらず適切な治療を受けていないという方も多いようです。
特に足立区は東京23区で最も糖尿病罹患率が高いことが分かっています。糖尿病を放置すると網膜症、腎症、神経障害、心疾患、脳血管疾患といった合併症を引き起こし、生活の質を著しく低下させてしまいます。自覚症状がないうちから適切な治療を受け、悪化を防ぐようにしましょう。
睡眠時無呼吸症候群
- いびきが酷い
- 寝ている時に呼吸が止まっていたと指摘された
- 朝起きた時に口が乾いている
- 目覚めがスッキリしない
- 日中、強い眠気や倦怠感がある
これらに該当する方は、睡眠時無呼吸症候群の可能性があります。当院では、ご自宅でできる睡眠時の検査を実施しています。
その結果必要と判断された方には適切な体重管理や、睡眠中に空気を肺に送り込むCPAP(シーパップ)と呼ばれる装置による治療を行っています。
睡眠時無呼吸症候群では、日中眠ってはいけない場面で眠ってしまったり、二次的な高血圧などのリスクを高めることも知られています。自分では気づいていないことも多いので少しでも気になる方は、まずは検査を受けてみましょう。検査はご自宅でできますので、入院の必要はありません。
禁煙外来
タバコをやめたい、もしくは周囲の人からやめて欲しいと言われているが、なかなか自分ではやめられない、そんな方はいませんか?
やめられないのは「意志が弱いから」ではありません。ニコチン依存症という病気になっているからです。医師の指導の元、保険を使った治療を受けることができます。
COPD(慢性閉塞性肺疾患)
COPD(慢性閉塞性肺疾患)はタバコによるリスクの一つで、近年メディアでも目にすることが増えてきました。
これは、タバコによって酸素の取り込みを行う肺胞という組織が破壊される病気で、軽い運動でも息苦しくなる、咳や痰が慢性的に続く、風邪をひきやすいなどの症状が現れ、進行すると息苦しさが長期間続き早期に死に至ることもあります。
禁煙することのメリットは本人の様々な身体的リスク(COPD、様々な癌、動脈硬化、心臓病、脳卒中など)が減らせるだけでなく、周囲のひとの受動喫煙による健康被害も減らせることです。
骨粗しょう症
骨粗しょう症は骨の密度が減ってスカスカの状態になり、わずかな衝撃でもすぐに骨折をしてしまうリスクのある病気です。
原因は様々で、加齢(特に50歳以上)、閉経、無理なダイエットによる栄養不足、運動不足、ステロイド剤の長期使用などが複合的に関与します。最近では糖尿病や慢性腎臓病も関連があると注目されています。
自覚症状は乏しいことが多く、背中が丸くなったり身長が縮んだりということで気づいた時には相当に進行していることもあります。心配な方は一度検査を受けておくようにしましょう。
当院では、レントゲンを用いた骨密度検査を実施しており、必要に応じて骨を強化するお薬、ビタミンD、カルシウム製剤などを処方しています。骨を強化するお薬には内服のほか、半年に1回の注射を行う治療もあります。